南アルプスの天然水と同じ水だったのです。

以前父と山梨県を旅した時の事です。当時の白州町、現在は市町村合併により北杜市となっていますが、その白州町を車で通っていた時に「名水の里○○キロ」という案内看板を目にしました。

特別水に興味があった訳ではありませんが、高齢の父との旅なので急ぐ必要もないと思い、名水の里に寄ってみる事にしました。主要道から甲斐駒ケ岳の方角に走る事数キロ、名水の里の駐車場との看板があったので車を止めましたが、建物等は一切なく矢印の書かれた看板があるだけです。最大きな施設を想像していたのでちょっと意外でしたが、とにかく行って見る事にしました。
少し歩いた所に湧水があって自由に飲めるし、持ち帰りも出来るようになっていたので、父と飲んでみると実に冷たくておいしい水でした。こんなおいしい水飲んだ事無いなと父と話しながらしばらくそこで休憩したのですが、その間次々と水をくむ為の人が容器を持って来ていました。
ここって意外と穴場なのかも知れないと思って旅から帰って調べてみると、白州町はサントリーのウイスキーの蒸留所のある町で、甲斐駒ヶ岳からの伏流水を使用しており、また南アルプスの天然水として飲料水も販売している事が分かりました。あの水もきっとその水と同じだったんだと納得した次第です。

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