子供が持てない理由

首都圏の既婚未婚で子どもがいない25~45歳の男女約4千人を対象に妊娠・出産に関して意識調査をベネッセ教育総合研究所が行った結果を見た。調査は2013年ということで3年ほど前であるが、その時点で子どもを持ちたい既婚の女性が大幅に増える傾向にあることを結論づけている。

2007年との比較においてだが、子どもが欲しいが持てない現状が伺える。その要因として男女ともに出産や育児にお金がかかることへの不安があるようだ。

子どもが欲しいと回答した女性のうちで、特にすぐにでもという希望は74%。2007年が60.8%だったので増加が目立つ。男性でも71.1%がすぐに欲しいと答えている。

女性は年齢が高くなると、いわゆる高齢出産ということで妊娠しにくくなるリスクだけでなく出産に対する不安も大きくなる。それで早く子供が欲しいが金銭的な心配がそれを阻んでいる実態が見て取れる。一番の心配は費用というわけだ。

少子高齢化社会に突入している昨今、人口問題が喫緊の課題になっているがこの調査結果はその対策のヒントを示唆する意味合いがあると思われる。夫婦が仕事と育児を両立しやすい環境と育児で休まざるを得ない期間の所得の補償の整備が求められる。

 

 

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