髪に願いを

髪の毛に霊的な効果を感じていたのは古代では共通の認識だったようです。お坊さんは髪の毛をそり落としますが、古代エジプトの時代でも髪につかえる身分の人たちは髪をそり落としていたそうです。

神聖なものにつかえるにあたって、髪の毛は俗世とのつながりを想起させるものだったのでしょうか。けがれたものが宿るところも髪の毛と考えられていたところもあります。
女性の髪となると、さらにほかの意味合いも持っていたようです。女性の髪の毛は願掛けに使用されていたという話もあります。願いがかなうまで髪を切らないという願掛けがあったそうですよ。今はあまり聞かなくなりましたが、かつては失恋したときに髪を切ると言われていました。これもそれまでの生活に区切りをつけるという意味ではおまじないの一種に当たるのでしょうか。武家社会などでは髪の毛を持つことで弔いの意を表していたそうです。髪に願いを込めていたのは時代を超えて行われていた用ですね。
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